マイナス金利時代の銀行選び~振込手数料の見直し~

意外と自由が利かない振込手数料

さて、利用頻度の高いサービスで金融機関へ払っているコストには、他にどんなものがあるでしょうか?お金を振り込む際の「振込手数料」が挙げられますね。最近ではインターネットショッピングの利用も増えていますし、生活の中で月に何度か発生するコストではないでしょうか。

しかも、ATM手数料なら、利用する時間を見直したり、場所を工夫してみたりして節約することもできますが、振り込みの場合は、家賃の支払いのように相手から指定された先に振り込まなければならない場合や、クレジットカードの引き落としなどの決済用に使っている銀行とは異なる銀行を、勤務先から給与振込先にするように指定されたりなど、どうしても自由に決められないケースも少なくありません。今回は、改めて振込手数料について見直ししてみたいと思います。

振り込み方によって手数料に大きな違いが!?

まず振り込み方によって手数料が異なりますので、それぞれの項目ごとに、コスト負担の大きい順に「>」の記号を使って、比較してみましょう。
(※条件等、記載はすべて2016年3月11日時点。今後変更される可能性がありますので、詳細、ご利用にあたっては、必ず事前に各行のホームページ等でご確認ください)

1.どこから振り込む?
一般的に振込手数料は、「銀行窓口>ATM>インターネットバンキング」の順となります。

銀行の窓口から振り込む際の手数料が一番高くなるのは人件費の関係で当然のことでしょう。コスト負担が大きく、また店舗数が限られることや待ち時間の発生、店舗の営業時間などを考えると、あまり便利とは言えませんね。続いてATMからの振り込みは、振り込みカードを作ってご利用されている方もいらっしゃいますね。利用できるATMが近くにあれば便利で、店舗を利用するよりも安い手数料での振り込みが可能になります。

そして、一般的に最も手数料が安く、便利なのが「インターネットバンキング」を利用した振り込みでしょう。パソコンやスマートフォンから、いつでもどこでも利用できて大変便利ですね。ネット銀行だけでなく、昨今ではメガバンクもインターネットバンキングのサービスを導入、拡充しています。また、各行とも、パソコンの操作に不慣れな方でも使いやすいようにと、色々と工夫をしています。

2.どこに振り込むかによっての違い。
一般的に振込手数料は「他行宛>自行の他店宛>自行の同一店宛」の順となります。

この低金利時代、利息もほとんど付かないのに、同じ銀行の同一支店宛の振り込みでも手数料が掛かるの?と、不満を感じた方も少なくないでしょう。
銀行によっては、銀行窓口での振込手数料は、「自行の同一支店宛」と「自行の他店宛」が同額であったり、ATM利用なら「自行の同一支店宛」の振込手数料が無料となる場合もありますが、一般的には「自行の同一支店宛」が最も安く、「自行の他店宛」→「他行宛」と、振込手数料は高くなっていきます。

最もコストのかかる他行宛の振り込み対策。一定回数、振り込み手数料が無料になる銀行を活用

他行宛の振り込みとなると、ほとんどの銀行で振込手数料がかかります。自行宛なら支店にかかわらず無料としているようなネット銀行も例外ではありません。この「他行宛の振込手数料をどう抑えるか?」が、マイナス金利時代の銀行選びで重要になってきます。

取引内容に応じて、所定の取引条件などを満たしたお客さまには他行宛の振込手数料を無料にするといった優遇サービスを実施している銀行もあります。
例えば、楽天銀行は所定の取引条件を満たすと、インターネットでの他行宛の振り込みが月に3回無料(翌月繰越可能なため最大で月5回無料)になるようです。

また、新生銀行は、インターネットでの他行宛振り込みが無条件で月1回無料。取引状況によって月5回、最大で月10回無料となる段階的な優遇制度があります。

他にも、期間限定のキャンペーンや工夫を凝らした優遇サービスを提供している金融機関があります。
これらの優遇を受けるには、条件がある場合が多いので、必ず、事前に優遇を受けるための各行の条件について、しっかり確認しておくことが必要です。

たとえば、新生銀行のインターネットによる他行宛の振込手数料の優遇サービスの詳細は、新生ステップアッププログラムを確認ください。

自身の利用状況を確認して。

振込手数料を抑えるためには、まずご自身の振り込みの利用が、「自行宛」が多いのか、また「自行・同一支店」か「自行・他支店」が多いのか、あるいは「他行宛」が多いのかを確認してみることをおすすめします。
ご利用の状況によっては、たとえば、A銀行宛の振り込みが多いならA銀行の口座をつくってしまう方法も考えられますね。

ATM手数料でもお伝えしたように、銀行に支払う各種の手数料は無視できません。ATMとならび、振り込みも利用頻度が高くご自身の利用状況と照らし合わせて、各行のサービスを比較、確認してみることをお勧めします。

 

執筆者プロフィール

株式、債券、金利、為替、REIT等、マーケットの変動がその価格等に影響を及ぼす金融商品を購入する際は、必ず個別金融商品の商品説明書等をご覧・ご確認いただき、マーケットの動向以外に、各金融商品にかかる元本割れなどの固有のリスクや各種手数料についても十分ご確認いただいた上でご判断ください。

  • 本稿は、執筆者が本人の責任において制作し内容・感想等を記載したものであり、新生銀行が特定の金融商品の売買や記事の中で掲載されている物品、店舗等を勧誘・推奨するものではありません。
  • 本資料は情報提供を目的としたものであり、新生銀行の投資方針や相場説等を示唆するものではありません。
  • 金融商品取引を検討される場合には、別途当該金融商品の資料を良くお読みいただき、充分にご理解されたうえで、お客さまご自身の責任と判断でなさるようお願いいたします。
  • 上記資料は執筆者が各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を新生銀行が保証するものではありません。

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