生活の中で、身近になりつつある「ローン」

「今」お金が必要になったら!?

お金の管理というはなかなか大変ですが、多くの方はまず「収入の範囲で支出をする」ということを心掛けていると思います。もし収入が少ないなら、なるべく支出を抑える。あるいは支出が増えそうなら、支出の優先度を考える・見直すなどの工夫をしたり、さらに、今の収入の中から少しずつ貯蓄をしたり、お金が増えるようにと運用を行い、将来の支出や収入の減るリタイア後の生活に備えている方もいらっしゃるでしょう。

でも、時には収入以上の支出に迫られることがあるかもしれません。一時的に、貯蓄だけでは足りない状況になったらどうしたらいいでしょう?
もちろん、不必要な支出であったり、もっと廉価なものに代替できたり、時期を先延ばしできるということであれば回避したほうがいいのですが、どうしても「今」必要な支出だったら?その時には、お金を「借りる」という手段で、その支出に対応する方法もありますね。

お金を「借りる」ということ

例えば、20万円のモノを購入したいと考えているとしましょう。毎月の収入が30万円で、毎月の支出が28万円だとしたら、残る2万円を貯蓄していけば10ヵ月後には20万円が貯まり、モノを購入できます。しかし、もしそれが「今」必要なモノだったらどうでしょうか。20万円が貯まるまで待てない場合、お金を20万円借りることで「今」購入することができます。
このように、たとえば高額商品の購入のなど、まとまった支出となる場合、必要額が貯まるまで待てないことや、タイミング的に、「今」手に入れておきたいと判断する場合も少なくありません。

さて、まとまった支出というと、皆さんは、どんなんことを思い浮かべますか?
自己研鑽の語学教材一式の購入、あるいはライフイベントの結婚や子どもの進学、さらにはマイホーム購入、独立開業資金など。このような大きな支出を決断する際には、事前にある程度の資金を準備されている場合も多いと思いますが、全額を事前に用意するのは難しかったり、それまで待てない場合もあると思います。その場合には、お金を借りることができれば、欲しいものを手に入れたり、やりたいことが実現できるようになります。
「収入の範囲の中で支出をする」ことに加えて、場合によってはお金を「借りる」ということも、生活の中で、必要な選択肢となる場面があるかもしれません。

もちろんお金を借りる場合には、審査が必要で必要額を借りられない可能性があります。また借りられた場合は、利息をつけて返済しなければいけませんので注意が必要です。
ただ、お金を借りることによって、本来お金が貯まるまでは購入できなかったものを、前倒しして購入できるようになりますので、考え方によっては、支払う利息は「前倒しできた時間分」の費用ともいえるかもしれません。

お金を借りる・ローンの種類もたくさんあります。

住宅ローンや自動車ローン、学資ローンなどの目的ローンの利用は、比較的一般に浸透しています。また、多くの方が利用している「クレジットカード」も、「今」お金がなくても買うことが可能ですね。つまり、[クレジットカードを利用して買い物をする]=[後日クレジットカード会社へ利用した金額分の支払い(返済)をする]と考えられ、クレジットカード会社が一時的に支払を代行してくれていることになるため、これもローンのひとつとも言えるでしょう。またクレジットカードには、このほかにも「キャッシングサービス」などのローン機能がついているものもありますね。

さらに、クレジットカード会社のほか、消費者金融会社や銀行などの金融機関が提供する「カードローン」という商品もあります。これらは、テレビのコマーシャルなどで、見たり聞いたりされた方も多いと思います。

カードローン

多くの方が「カードローン」と聞いても、馴染みが薄かったり、自分とは縁遠いと感じたりする方もまだ少なくないかもしれません。ただ、このところは前述のようにテレビなどで積極的な広告宣伝を行い、取り扱いを強化しようとしている会社が増えてきているほか、銀行も取り扱いを開始するところが多くなっています。

その中でも、銀行系のカードローンは、普段から利用している銀行で申込めることや、既にある口座を決済に利用できる利便性から、徐々に利用残高も増えてきているとの調査結果もあるようです。
この「カードローン」については、次回から特徴や活用方法、また利用にあたって気をつけるポイントなどを、詳しく紹介していきたいと思います。

「今」必要な資金の調達に活用、ただし、それには費用が発生する点には要注意です。

カードローンのご紹介の前に、ここではローンを利用する際の注意点に触れておきたいと思います。

今回、住宅ローンや自動車ローン、さらに既に生活の中に広く浸透しているクレジットカードなどを使うことで、「今」必要な資金の調達手段として「お金を借りる」ことを説明しました。「お金を借りること」を必要に応じ計画的に活用することで、必要・欲しいものを手に入れるための選択肢を増やすことができるようになります。

しかし、お金を借りるには審査が必要となり、全ての資金を借りられるかどうかはわかりません。また、決して忘れてはいけないのは、本来であれば、お金が貯まるまで待たなければならないのに、その時間を前倒しし、「今」手に入れることを可能にするためには、費用が必要となり、すなわち借入に対して金利負担が発生することです。そして借入の金利水準は、預貯金で得られる金利とは比較にならないほど、高いということを理解して利用することが大前提です。

借入で得たお金を、自分のお金と錯覚したり、いつでも借りられるからと無駄遣いをしたりしてしまうケースが少なくありません。返しきれない額まで借りてしまったら大変なことになります。借りすぎに注意し、あくまでも「今」自分が用意できない分を借りて、お金が入ったらできるだけすぐに返済するような、計画的に活用することが大切です。

 

執筆者プロフィール

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