働く女性の賢い備え~漠然としたお金の不安をプロに相談して安心に変える~

「住宅、老後をはじめとする将来の生活に、もやっとした不安があります」と打ち明けてくれたのはYさん。30代後半、責任ある立場でバリバリ働く一方で、自分の将来に漠然とした不安も覚えているよう。

どんなライフスタイルを選択するにしろ、まずは「お金の不安」を見える化し、しっかりと備えるのがスマートな備え方。お金のプロに相談し、考えることで不安もすっきりとした安心に変わります。新生銀行のコンサルタントとの相談を通して、Yさんの不安解消の対策を紹介して参りましょう。

働く女性を取り巻くマネーの現状

一人暮らし女性65歳以降の生活の実像は…?

65歳から85歳の20年間では3,500万円以上が必要!         

単純に計算しても、65歳から85歳の20年間では3,500万円が必要。年金は平均的な正社員であれば月12万円、年額にして144万円ほど見込めます。(勤続35年・正社員・正職員の平均賃金で計算)
つまり、20年間で2,880万円。ということは、65歳以降も安定したキャッシュフローを維持するためには、年金だけでは不足するかも知れません。
※平均賃金は「平成27年賃金構造基本統計調査 結果の概況」(厚生労働省)を参照

65歳以上女性の単身世帯 年間消費支出の平均:約177万円

内訳:食料 414,336円 / 住居 158,580円 / 光熱・水道 161,988円 / 家具・家事用品 65,340円 / 被服及び履物 68,640円 / 保健医療 107,880円 / 交通・通信 131,100円 / 教養娯楽 188,904円 / その他の消費支出 477,312円
※「平成27年家計調査結果」(総務省統計局)より算出

すなわち、この例でいうと3,500万円から2,880万円を差し引いた620万円がご自身で手当てすべき金額になります。

賃貸ライフと自宅購入 トータルでどれだけ違う?

35歳から85歳まで賃貸物件に住んだとすると、自宅購入と比べて支払総額では約2,600万円も負担が大きくなることも
※新生銀行調べ

低金利の今、定期預金だけでいいの?

30歳から月3万円で積み立てると、65歳で1,200万円以上に。円預金以外には、外貨預金や投資信託で積み立てる方法があります。また、貯蓄性のある保険では預金とほぼ変わらない額の積み立てができると同時に、保障も確保できます。
但し、中途解約をすると積立元本を割り込むことがあることや受け取り方法に制限があることなど保険特有のリスクや仕組みにも注意が必要です。

・円預金
必要なときにいつでも使える一方で、金利は他の商品より低くなる場合が多いです。         

・外貨預金
円預金より金利が有利な場合が多いですが、為替変動リスクがあります。

・投資信託
運用成果によっては、円預金・外貨預金を上回るリターンを得られる場合があります。 その代わり、元本割れのリスクもあります。

・貯蓄性のある保険①円建終身保険
積み立てをしながら万一のときの保障も確保。ただし、早期に解約すると、それまでに払い込んだ保険料の合計額を大きく下回る金額しか戻ってこない場合が多いです。 また、万一の保障が付いている分、所定の払込期間満了まで払い込んでも、解約時の返戻金が払い込んだ保険料の合計額を下回る商品もあります。         

・貯蓄性のある保険②外貨建終身保険
外貨で運用するため、円よりも利率が高いケースでは、円建終身保険よりも保険金が多い傾向があります。 ただし、保険料の払い込み保険金、解約返戻金の受け取りは外貨ベースなので、為替変動の影響を受けます。また、円建終身保険同様、早期に解約するとそれまでに払い込んだ保険料の合計額を下回る金額しか戻ってこない場合が多いです。         

このように、どの方法にもメリットとデメリットが。おすすめなのは、預金での積み立てと貯蓄性のある(掛け捨てでない)保険との組み合わせ。これなら、保障と資産の流動性を両建てで確保できます。

Yさん:今の仕事にやりがいを感じていて、日々を充実して過ごせているんですが、将来を考えるとちょっと不安になることもあります。仮に65歳まで働いたとしても、日本女性の平均寿命の86歳までは21年もあるわけじゃないですか……。退職金や公的年金だけで大丈夫でしょうか。また、自宅の購入についてもそろそろ考えてはじめていて……、結論は出ていないんですけど。

――そうなんですね。現在は積立預金を中心に貯蓄をされているのですね。まとまった額が貯まっていくことは安心材料の一つですが、毎月積み立てている預金の一部を他の方法と併用することでリスクをとって貯蓄額を増やすことを期待したり、また、いざというときの保障にも備える方法も考えられますよ。

Yさん:他の方法とはどんな方法があるんですか?

――例えば、一部をリスクをとって投資信託や外貨預金による積立にして利回りの向上を期待したり、またいざというときの保障もご希望されるのであれば「平準払いの終身保険」で積み立てる、という方法がありますよ。ただし投資信託や外貨預金には、投資する資産の価値の変動や為替レートの変動により元本が割れるリスクもあります。また、保険も短期間で解約すると解約返戻金がそれまで払い込んだ保険料の合計額を下回ってしまったりするリスクや受け取り方法に制限があることもあるので仕組みについても十分確認しておくことが必要です。

Yさん:元本が割れるのは嫌ですね。

――元本割れがどうしてもいやだということであれば円預金での積立をお勧めします。ただ、時間とリスクの分散で元本割れのリスクを少なくできる可能性もなくはないんです。

Yさん:時間やリスクの分散で元本割れは避けられるのですか?

――一先ほど申した通り、リスク商品である以上、元本割れのリスクは常に残ります。 リスク分散については、ドルコスト平均法*1や資産分散*2をする方法がございます。商品の選択にも影響してくるので、詳しく説明させていただきます:~(説明は後述のとおり。ここでは割愛しています。)~

Yさん:さきほどちらっと「平準払いの終身保険」で積み立てとおっしゃっていましたが? 現在入っている保険は掛け捨てなので、保険で貯蓄というのは考えていませんでした。保険は、あくまで必要な保障だけあればいいと思っているので、最低限のもので済ませているんですよね。

――一般的に保険は掛け捨てと思われがちですが、万一の保障とともに、将来、保障に替えて一定の金額を受け取ることができる商品もあるんですよ。

※保険は預金と異なります。また保険は預金保険の対象外です。

Yさん:例えば、いずれ住宅の購入なんかも考えていますが、今、説明いただいたリスク商品って中途解約とかはできるんですか?

――おおむねの商品は解約が可能です。ただ、先ほども申し上げたとおり保険の場合、保険料の払い込みをしている間の早期解約では元本割れとなることが多かったり、投資信託や外貨預金の積み立てでも急にいい物件がみつかって購入資金が必要になったときかならずしも利益が出ているとは限らず、逆に相場や為替レートにより大きく元本割れの状況で解約しなければならないリスクもありますのでご注意ください。

時間を味方につけて、住宅購入に充てる資金は円預金で積み立てて流動性は確保しておき、あくまで投信や外貨預金・保険といったものは老後のために長期で運用できる資金として考えるべきです。すなわち運用目的や資金使途によって性格の異なる商品を組み合わせることが重要です。

Yさん:組み合わせの方法や商品の選択については、相談に乗っていただけるのですね。特に保険はよくわからないのですが。

――もちろんご意向に沿った紹介をさせていただいていますので安心ください。 保険のメイン機能は保障ですが、貯蓄を兼ねた商品を取り入れると、老後の資金の準備をすることもできますね。保険料は一般的に若いうちほど安いので、保障と両立で備えてみませんか。

Yさん:なるほど、考えてみたいと思います。確かに、マンションを買いたくなった時の頭金は保険の積立でなく、いま積み立てている円預金を充当したほうがよさそうですね。でも、老後の年金不安を解消するのには保険は役立ってくれそう。ぜひ詳しく教えてください。私の場合、家族ができた時のために死亡保障も視野に入れて考えてはいますが、実際に加入している保険は医療保険ぐらいなんです。

――その医療保険は、いつ頃加入されましたか?医療保険やがん保険は進歩を続けている金融商品です。10年以上前に入られていたのであれば、保障内容や保障範囲も変わっています。同じ保険料だったとしても、最近の商品の方が保障の種類や対象も広がっている場合が多いです。たとえば、入院時の保障は、以前は、一定期間以上入院したら入院給付金が受けられるものが大半でしたが、今は日帰り入院や1泊2日の入院でも給付を受けることができる商品が主流となっています。

医療保険に限りませんが、保険って洋服のコーディネートになぞらえてと考えると分かりやすいと思うんです。若い時にはピッタリだった服も、ずっと着続けていくことは難しいですよね。時代と共にトレンドが変わりますし、体型も少しずつ変化します。服の場合、ジャストフィットするものを探して、タイミングに応じて買い替えますよね。保険も同じように、その時々の生活環境やライフスタイルに合わせて見直すことが大事です。ただし、保険の場合はあたらしい保障を求めてどんどん乗り換えていくことにより保険料が上がったり不利になってしまうこともありますので、いままでの保険を活かすことができないかも含めて慎重に検討することも必要ですよ。

Yさん:そう考えると、すごく分かりやすいですね! パンフレットを見ても入院給付金だけではなく、手術給付金特約、女性疾病特約など、他にも色々心配に合わせた特約もあるんですね。いままで支払った保険料も無駄にしたくないし。もっと詳しくご説明いただいて、自分にフィットする医療保険を考えてみたいと思います。

*1 機械的に毎月決まった額で同じ銘柄を買い付けていくことで価格変動リスクを抑える方法。価格が安いときは多く、価格が高いときには少なく買い付けるため、結果的に平均購入単価を抑えることができます。「積立」が該当いたします。積立が可能な投資商品には、投資信託、るいとう(株式累積投資)、純金(銀、プラチナ)積立、外貨MMFなどがあります。商品性は異なりますが、積立の考え方は、いずれも同じです。最終的な利益は売却時の価格で決定されますが、ドルコスト平均法には、購入単価の平準化をする効果があります。

*2 投資対象を多様化させることで価格変動リスクを抑えてリターンを目指す方法。資金を一つの金融資産に集中させると運用が上手くいかなかった場合の影響は資産全体に及ぶことがあります。異なる投資対象を合わせ持つことで価格変動リスクを抑えることを目指します。具体的な分散の方法としては、地域の分散・商品の分散・通貨の分散・時間の分散があります。

見直したポイント


「将来への備えというと円の預金というイメージしかなかったのですが、『外貨預金』や『投資信託』、『貯蓄性のある保険』といういろいろな手段があることを再認識できました。 また、それぞれ異なるリスクがあり、元本も割れる可能性があるので慎重に考えなければならないことを教えていただきました。『貯蓄性のある保険』については将来の備えのための貯蓄機能と万一の際の保障機能の両方をカバーできることを知りました。平準払いによる毎月の積み立てを加えることで、計画的に貯蓄していけそうです。医療保険については、最新の治療実態をご説明いただき、最適な商品に見直すことができました」

生命保険商品、個人年金保険商品、損害保険商品一般について

投資信託一般について

外貨預金一般について

 
  • 本稿は、執筆者が本人の責任において制作し内容・感想等を記載したものであり、新生銀行が特定の金融商品の売買や記事の中で掲載されている物品、店舗等を勧誘・推奨するものではありません。
  • 本資料は情報提供を目的としたものであり、新生銀行の投資方針や相場説等を示唆するものではありません。
  • 金融商品取引を検討される場合には、別途当該金融商品の資料を良くお読みいただき、充分にご理解されたうえで、お客さまご自身の責任と判断でなさるようお願いいたします。
  • 上記資料は執筆者が各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を新生銀行が保証するものではありません。

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